2010年05月29日

2010年05月27日

<こち亀>麗子像「スタイル守る」 制作会社現場確認、補強など対策検討(毎日新聞)

 銅像の強度と脚線美の両立なるか−−。JR亀有駅(東京都葛飾区)前の人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」のキャラクターで女性警察官、秋本カトリーヌ麗子の銅像「麗子像」が足元から曲げられた事件で、銅像を制作した竹中銅器(富山県高岡市)の担当者が26日、現状確認に訪れた。銅像そのものを作り直すか部分的な補強にするかなど今後の方針を検討するためで、同社は「麗子のイメージを壊さないで強度を上げる最適な方法を考えたい」としている。【山田奈緒】

【事件の第一報】こち亀:今度は「麗子像」曲げられる

 担当者によると、麗子像は両脚のアキレス腱のあたりが繰り返し曲げられたことにより、金属疲労を起こしている可能性が高い。足にブーツを履かせるデザインにして補強する、より強度のある心棒を通すなどの対策を今後、検討していくという。

 同駅周辺にはこち亀キャラクターの銅像が計11体ある。麗子像は区などが今年3月に設置。今月19日に傾いているのが見つかり、22日になって今度は再び何者かによって真っすぐに戻されているのが確認された。

 4月に主人公の両さん(両津勘吉)の銅像が持つマラカスが折られる事件が起きたばかりだっただけに、立て続けの受難は地元の人たちに波紋を広げている。地元の商店街の平岩敏夫会長は「街のシンボルとして大事に見守っていたのに悲しい」と話す。

 駅周辺の七つの商店街が協力して作った銅像群の散策マップでは麗子像を「その完ぺきなスタイルで見る人全員を魅了するぞ」と紹介。地元のマドンナに位置づけられている。このため、地元住民からは「麗子が修理で大根足になるのはいやだ」との声もある。

 区も「予算の制約もあるが、麗子のスタイルは守らねば」と話しており、補強とスタイルの両立の難題に取り組むことになる。

【関連ニュース】
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2010年05月18日

中村航さん「あのとき始まったことのすべて」刊行 異色の理系小説家、長編に自信(産経新聞)

 8年前、文芸賞を受賞し文壇デビュー後、芥川賞候補に2回連続で選ばれた注目の純文学作家、中村航さんの新作「あのとき始まったことのすべて」が刊行された。コンスタントに小説を発表してきたが、「今までで最も長い作品。これまでは中編が多く原稿用紙300枚を超えることがなかった。でも、これでもっと長い長編を書く自信がつきました」と意欲を見せる。

 新作の連載を始めるにあたり、浮かんだテーマは“再会”。「まず何年ぶりの再会にしようか? 10年ぶりがいいかな。主人公の今の年齢を20代前半に設定すると10年前は中学生ですよね…」と、物語の構想が小説の形となる経緯を説明してくれた。

 理系の大学を卒業し、メーカーに就職した主人公の現在と、中学時代の過去。2つの時の流れが、ダイナミックに交錯する。

 中村さん自身もこの主人公と同様、理系大卒。小説家になる前は、光学メーカーのエンジニアとして勤めた異色のキャリアを持つ。ここ数年で増えつつあるとはいえ、理系出身の純文学作家はまだ珍しい。「せっかくのキャリアですからね。理系の感覚は小説に生かしたい。自分でも理屈っぽいと思うところとか…」と苦笑した。

 小説を書き始めたのは27歳から。高校時代にバンド活動を始め、オリジナル楽曲の作詞を担当していた。が、27歳で音楽をやめようと決意、代わりに始めたのが小説の執筆だった。

 「実はこれまでの小説の中に、バンド活動をしていた時に書きためた作詞のフレーズを入れているんですよ」。小説を読みながら探し出してみるのも面白そうだ。(戸津井康之)

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